課題をしっかり活用しよう

学生のみなさんは課題をしっかり活用できているでしょうか?

中学生・高校生になると学校で出される課題の難易度が上がってきます。

授業でしっかり理解できていれば課題をこなすことはできるでしょうが、授業で理解できなかった人は課題をなかなかこなせないかもしれません。

学習塾に通うなどして一から教えてもらわなければならないでしょうか?

私は、本気で取り組めば、教科書や参考書、インターネット等を活用しながら1人でも解くことができると思います。

また、課題をただの提出物で終わらせず、ぜひ自分の学習に役立てて下さい。

この記事では、課題を進める上でのポイントなどを紹介していこうと思います。


目次
  1. 教科書や問題集を活用する
    1. 教科書を読んで理解する
    2. 質問して解決する
    3. インターネットで調べる
  2. 課題をこなすだけで終わらない
    1. もう一度解けるか確認する
    2. ノートに整理する(解説ノートを作る)
  3. まとめ

1. 教科書や問題集を活用する

まずは課題を解くときに実践してもらいたい内容を挙げていこうと思います。

1.1. 教科書を読んで理解する

学校の先生は学習計画に基づいて授業を進めています。

決められた範囲を決められた期間で終わらせなければなりません。

1回の授業で全員に理解してもらいながら授業を進められればいいのですが、
みんなに理解してもらえる授業を行うのはなかなか難しいです。
(学校の先生には、試験結果などを参考に、毎年授業を分かりやすいものにアップグレードしていってもらいたいと思います。)

そのため、先生の解説のペースについて行けず取り残されてしまう人が必ず出てきます。

では、授業で理解できなくなってしまったらどうしたらよいのか?

学習塾に通って理解できなかったところを教えてもらうこともできるかもしれませんが、一度は自分の力で何とか解決しようと試してみてもらいたいと思います。

私は、まず教科書をじっくり読んでみることをお勧めします。

中学校の教科書は考えさせる事に主眼が置かれていることが多いので、
内容を理解するために使うのは少し難しいのですが、
それでも、学習している単元で何を扱っているのかや重要な公式や考え方などが解説されているはずです。

更に、例題や練習問題も用意されています。

諦める前に一度教科書をじっくり読んでみてください。

もし、参考書や問題集を使っている人は解答をしっかり読み込んでみてください。

なんとなく眺めているだけでは理解できなかったことでも、解説を読めば理解できることがあります。

どうしても分からないときは、何が分からないのかをはっきりさせてみてください。

どこを復習すべきなのかが見えてくるはずです。

1.2. 質問して解決する

教科書を読んで理解できても、教科書に載っている問題と課題で出された問題の難易度が違いすぎて、教科書が参考にならないということもあるでしょう。

もしくは、教科書を読んでもよく理解できなかったときも同様です。

そんなときは、『この人に聞けば教えてくれる』という人を見つけておいて、その人に質問して解決するようにしてみてください。

一番いいのは学校の先生ですが、クラスメイトの中で勉強が得意な人でもいいでしょう。先輩という手もあります。

とにかく、誰でもいいので、聞けば教えてくれる人を見つけてください。

自分一人では理解できなかったことがすぐに理解できるかもしれませんし、よく理解できなくても、最悪、問題の解き方だけでも教えてもらえるかもしれません。

1.3. インターネットで調べる

今日ではインターネット上に、どの教科のどの単元も解説されたページが存在します。

教科書や参考書で分かりにくかった内容も、もしかしたら上手に解説してくれているサイトがあるかもしれません。
(勉強関連のサイトに怪しいものは少ないですが、正しい情報かどうかは複数のサイトを比較して確認してみることをお勧めします。)

諦める前にぜひインターネットで調べてみてください。

もしかしたら、学習塾や学校で教えてもらうよりわかりやすいかもしれませんよ。

また、分かりやすいWEBページを見つけておけば、1人で学習することも苦ではなくなるかもしれません。


2. 課題をこなすだけで終わらない

課題として出されている問題は、先生が理解してもらいたい内容のはずです。

ということは、試験に出題される可能性が高いです。

課題を解いただけで終わらせるのではなく、試験勉強にもなっていることを意識して、あと少しだけ努力してみましょう。

2.1. もう一度解けるか確認する

これは授業で理解できた人と理解できなかった人の両方に伝えたいことなのですが、
しっかり確認・復習を行って課題を終わるようにしてください。

特に授業で理解できなかった人は復習せずに終わってしまうと、次の日には忘れている可能性が高いです。

その日学習した事を何も見ずに思い出せるか、もう一度問題を解く手順や根拠を思い出しながら解くことができるか確認してみてください。

思い出せなければ、練習して覚えてください。そしてまた確認してみてください。

日々の学習に使う時間を少しだけ延ばすことで、記憶の定着度は大きく変わってきます。

ただ課題をこなすだけで勉強を終わってしまうと、試験前にまた一から覚え直さなければならなくなるでしょう。

忘れてしまったら課題をこなすために使った時間も無駄になってしまいます。

課題を終わらせたら、あと少しだけ時間をかけてしっかり覚えるまで練習して下さい。

そうすれば、試験勉強がラクになるはずですし、余った時間でより多くのことを覚えることができるはずです。

2.2. ノートに整理する(解説ノートを作る)

課題はプリントで提出するものや問題集に書き込む物など色々あると思いますが、苦戦した問題等は『解説ノート』を作って、解き方や考え方、ポイントなどを整理しておくようにしましょう。

書き写すのが面倒ならコピーを取って貼り付けてもいいでしょう。

とにかく、忘れても思い出せるようにしておきましょう。

特に高校生は学習量がとても多いので、全てを覚えておくのは非常に困難です。

試験前に一から調べ直さなくてもいいように、しっかり『解説ノート』を作っておきましょう。


3. まとめ

日々やらなければならない課題に集中して取り組むことで、試験勉強はラクになります。

また、新しいことを学習するときは、学校で先生に教えてもらうことが当たり前になっていると思いますが、誰かに教えてもらわなくても、教科書や参考書があれば1人で学習することは可能なのです。

今はインターネット上に様々な情報があります。教科書や参考書を読んでも理解できないことでも、上手に調べれば理解できる可能性が高いです。
(再度になりますが勉強関連のサイトに怪しいものは少ないですが、正しい情報かどうかは複数のサイトを比較して確認してみることをお勧めします。)

若いうちに、自分である程度のことは解決できるんだということを体感してください。そうすれば、何か行動を起こすとき、自信をもって取り組めるようになるはずです。

また、人に頼ることも大切です。

思春期の頃は、なんでも自分で出来るようになるんだと頑なになってしまいがちですが、そんな自分と折り合いを付けながら、人に頼ることも学んでください。

頼られて嫌な気持ちになる人はいないと思いますし、質問してくる人はやる気がある人だと認めてもらえます。

だから、遠慮せず、また、恥ずかしがらずにどんどん質問してみてください。

そうやって自分を高めることが出来たら、今度はあなたが人に教えてあげられる人になってください。


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